五重塔 [DVD] |
秋原組作品の佇まいは嫌いではない。本当はもっとメジャー系作品を手掛けてもよさそうなものだが、日本文学+デジタル撮影にこだわる姿勢が買える。本作もガッツ石松の他、竹脇無我、小倉一郎、久遠さやかといったメジャー系俳優を集めて作られており、最後までストレスなく観ることができた。しかし、である。あまりに照明・音声がなっておらず、これにはちょっとビックリしたぞ(笑)。ガッツ石松と娘役・飯田圭織の焼き場でのシーンではライティングが主演に届かず、物凄いことになっていたり、小倉一郎との対決シーンでも影が出まくりで・・・。音声も拾えないセリフがあるなど、これが2007年度の作品か?と疑うレベルだったのは残念だった。予算が少ないことと、きちんとシャシンを仕上げることは別である。青森ロケでコストをかけすぎたのかも知れないが、ここはキチンとして欲しかったなあ。俳優では石松の迫力が気に入ったのと、久遠さやかのイヤな女役が光った。久遠は「深呼吸の必要」と並ぶベストアクトだと思う。特典映像には舞台挨拶と石松らのインタビューを収録。竹脇無我は衣装を付けたままでインタビューに答えていたが、齢を重ねた風格があるなあ。千利休の三船を彷彿させる演技も見事だった。俳優陣の頑張りは十分わかるが、内容は不十分であり、総合的には星3つ。 |
ピアノで弾き倒す 華麗なるロッククラシックス with CD |
日本が誇る……と言っても過言ではない超絶技巧系ロックピアニスト・三柴理氏が、70~80年代の名曲をピアノソロにアレンジ。 演奏CD付とあらば、即買い! の代物ではあるのです、が……。 実際に弾くとなると、生半可なウデでは殆ど歯が立ちません。 多分、最低ラインがツェルニー40番という処なのではないでしょうか。 しかしながら、随所に「よくぞここまで!」的な再現がなされていて、譜面を追う毎に、アレンジャーとしての氏の凄さをまざまざと見せつけられました。 |
三柴 理 参加作品ダイジェスト Part1 (1984~1993)
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