頭金ゼロではじめる〈高速〉収益不動産投資成功法[実践編]ーお金に縛られない自由人の暮らしを早期に実現する方法 |
具体的な踏み込んだ話は、少し弱いと感じましたが、これから不動産投資を考えている人に勇気を与える良著だと思いました。 |
百舌谷さん逆上する 4 (アフタヌーンKC) |
表紙裏のコミックにレビューを書くというのも、まったくもってアレでふざけてますが、
どうせ中身についてのレビューを書いても、参考にならない票が付くだけなので、 今回は表紙裏のコミックについてレビューします。 結局のところ、コミック業界もメディアとして、もはや他の業界とは異なるを 失ったということだと思います。 今はその過渡期かと……どちらにしても「オタク」もムーブメントの一つに過ぎない ものですし、篠房さんはもはや「作家」ですから、あくまでも「オタク」は趣味の 範囲で楽しんでいけば……と思います。 篠房さんは、これからは「作品」を追求していく漫画家として活躍して欲しいと 思います。それこそ100万部単位のメガヒットや億万部単位のギガヒットとは 縁がないかも知れません。 でも、闇雲に総発行部数を伸ばすことを競うだけでは、これからのコミック業界は ダメになると思います。むしろ、これからのコミック業界にとって、篠房さんは大切な 存在となっていくと思います。 もっと自信を持って、頑張って欲しいと思います。 陰ながら応援しています。 ちなみに、4巻になっても面白さは変わりません。 むしろ、物語として幅が出てきたように思います。 既刊ではストーリー展開に独特の癖があったように思いますが、本巻では それがかなり和らいで、幅広く個別の登場キャラクターが活躍するようになってきて、 語りの巧さが出てきています。マニアックな人には、つまらなく映るかも知れませんが。 次巻が楽しみです。 |
Fearless Fourteen (Stephanie Plum) |
今回はいつもの面々の他に、数人個性的な人たち(トラブルメイカ―!?)が加わります。
MoonerがSEVEN UPの時と同じくらい登場していました。 おばあちゃんも色々やらかしてくれます。 毎回おなじみの大騒ぎは健在で、今回はジョーの家が舞台としてよく出てきます。 一気に読める楽しいコメディ小説なので、ちょっと笑いたい時などに是非! |
いつだって ともだち (世界の絵本(新)) |
大人にもぜひ読んでもらいたい1冊です
大切な誰かと離れ離れになってしまった時… 大切な人を失ってしまった時… どうしようもない悲しみに耐え切れなくなった時… そんな時に読んだら元気になれる1冊です がんばりすぎないで泣いてもいいんだよ 大切な人はいつもそばにいてくれるんだよ そう、優しく語りかけてくれます |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 公式ガイドブック(ニンテンドーDS版) (SE-MOOK) |
完全攻略の名にたがわない出来だと思います。
モンスター 仲間モンスター スゴロク ほぼ全てのデ−タがのっています。 上下巻にわかれていないでしかも1500円は本当に良心的です。 ドラクエ大好きな母もこの本を読んで楽しんでいます。 モンスターを仲間にできるワクワク感あふれるドラクエ5は本当にいいですね。 |
ノーカット4時間!!嶋田加織 [DVD] |
なんだか、複雑な気分。嶋田加織、大好きだったなぁ。でもレイプものは大嫌い。初めての作品、あれは台本に沿った演出なのかわからないが、観てて辛くなる。なかにマシな作品は1〜2本ぐらいかな?
本物の(AVじゃない)女優になってほしかった。今頃どうしてるんだろう。彼女の写真集、『LEGEND』は僕の宝物の一つ。美し過ぎる。LEGEND―嶋田加織写真集 |
悲しきアンコール・ワット (集英社新書) |
大阪で「大アンコールワット展」をみて、その高度な芸術に深く感じ入った。しかし、その会場には遺跡保存のための募金箱が・・・・。アンコールワットは、戦災と盗掘で崩壊の危機にあるとかつてから言われているが、どのような状況かと興味をひかれ、この本を読んだ。
著者は、1970〜80年代のカンボジア内戦による難民キャンプの取材をしてきただけに、カンボジアとタイの関係、その国境の状況などに詳しい。その知識と経験をベースに、現地を取材し、この本を書いている。したがって、アンコールワットはポルポト派の資金源として、いわば宝の山であったこと、現在も多くの政府関係者や軍が盗掘に関わっていることを記述するとともに、盗品の多くがタイ経由で世界に売りさばかれていく状況をリアルに記述している。 単なる文化財保護の本ではなく、インドシナ半島の政治・社会状況を映した本であり、実に興味深く、引き込まれる本である。美術ファンだけでなく、広く読まれるべき名著だと思います。 |
NHK少年ドラマ・アンソロジーI [DVD] |
「タイムトラベラー」の原版はとうの昔になくなっているそうです。現在では信じ難い話ですが、このドラマが撮影されたビデオテープは当時は高価で、当然のごとく別の撮影のために消去されたということです。 そして、これも凄い話ですが、このDVDは、当時極めて珍しかった家庭用ビデオで録画されたものを基に、デジタル処理や、別に録音された音源を利用して再生されたもののようです。よって、画質・音質はお世辞にも良いとは言えませんが、致命的なほどでもなく、私は十分に楽しむことができました。 ただ、初めてこの作品に接するような人には意味のないものかもしれませんね。なんといっても最終話だけですし、それ以外でいうと、和子は確かに可愛いのですが、今流行りのシャープな小顔ではありません。むしろ、当時はか細く頼りなげに見えたケンが、案外、今の若い人から見てもカッコいいかもしれません。 ただ、戦争中にまともな治療も受けられずに死んでいった和子と同じ年頃の少女(非常に可愛かった!)を昭和47年に連れ帰ろうとして消滅してしまった母親を見て、人生にはどうにもならない問題が厳然として存在することや、科学の進歩が万能ではないということも多少感じるかもしれません。 この作品は、現在もロングセラーを続ける筒井康隆さんの素晴らしい小説「時をかける少女」を、奥行きの少ないビデオ映像で、ほとんどを素朴に、しかし、時に強烈な雰囲気で映像化していると思います。それによって、非現実な世界に置かれた普通の女子中学生の心に奇妙に同調し、その心の揺れや意外な強さ、あるいは乙女らしい優しさをよりピュアに感じ、多くの人の心の奥深くに忍び込んでしまったように思われます。その点では、原田知世さんが主演した同じ原作の素晴らしい映画にすら優っているように思います。 |
七回死んだ男 (講談社文庫) |
読了後、思わず表紙を見つめながら「素晴らしい」と、呟いてしまった。
こんなに夢中になって読んだ本は後にも先にも本作だけだろう。 物語の途中でちょこちょこと入ってくる「違和」や「矛盾」が、最後の最後でぴたっと綺麗にはまる。それこそ、本物のパズルのように。 登場人物も皆個性的で愛着がわいてしまう、特に主人公であるキュータローには愛着を通り越して自分を重ねてしまいそうになるほどだ。 とにかく面白い本なので、未読の方には是非お勧めしたい。 |
シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫) |
動物を扱ったサスペンスあるいはパニック小説としては
ヒグマというモチーフは意外と新鮮で,かつリアルな題材である. あまり知られていないヒグマの習性や冬の自然環境ををよく調べていて 怖さは十分に伝わってくる. また,もう一つのテーマとして野生動物に関わる人間の生き方や情熱も ある意味怖いくらいに表現されていて読み応えがある. しかしながら,リアリティという点では今一つだし ストーリーも登場人物が次々にヒグマに殺されるだけの内容に終始してしまっている. 小説として楽しませるためには,ヒグマの怖さを十分に表現した上で その逆境に立ち向かう人間の創意工夫に重心を置くべきである. これではヒグマの生態小説にすぎない. 面白いモチーフを見つけて,それを丁寧に調べた努力は評価に値する. 作者の今後に期待. |